「ヘルパーと高齢者のちょっと素敵な時間」 向山久美著
著者自身は登録ヘルパー。「ヘルパーの仕事の面白さを知ってほしい」という想いで書いたという。著者の20年に及ぶヘルパー人生で見聞きしたこと、経験したこと、感じたこと、考えたことが綴られている。
ヘルパーとしての目線から書かれているが、「ヘルパーと利用者とが一緒に心おだやかに時を過ごしお互いに『会えてよかった』といいあえるような関係を築けたならば、それは、お互いの人生をより豊かなものにしてくれるに違いない」という言葉はヘルパーに限らず、ケアマネも、デイのスタッフも介護に携わる人達みなにあてはまる。
これから、介護の仕事に就きたいと思っている人には、ヘルパーやデイの仕事に魅力を感じてもらえるのでは、と思える一冊である。
ケアマネ 髙部