訪問介護の鈴木です！
昨日は冷たい雨でプルプルでしたが、今日は午後から晴れ間もでて、気持ちの良い冬晴れとなりました。
介護保険法の“目的”にもあげられる理念
「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」＝自立支援
しかし、ヘルパーの仕事は限られた時間の中で業務優先となり自立支援は二の次となることも・・・。
数年お付き合いのある、S様の事例をお話ししたいと思います。
認知症の進行により家事の手順がわからなくなる実行機能障害がみられました。
当初は、一緒に行えばできることも、ヘルパーがしている場合が多くあり、できない人を作り出してしまっていました。
自立支援を意識して取り組んだ結果
実行機能障害が軽減し、少しのサポートでS様自身が判断し調理できるようになりました。
ヘルパーに対して遠慮もみられていましたが、自己決定ができ自分の意見を出して頂けるようにもなりました。
S様との関わりによって、本当に必要な支援ができているかを考えるきっかけになり
今までできていたことを大切にし、無理のない範囲での自立支援ができました。
なにより、S様とヘルパーの信頼関係を作ることもできました。
これからも、在宅で生活している人の自立支援を積極的に行い、意欲を引き出すアセスメントをし、できること・できないことを見極め、新たな支援を展開して行きたいと思います。
介護保険制度の「自立支援」は、まさにQOLを向上することを目指しています。
いつまでもお元気で
