梅雨時の体調不良(気象病)の多くが自律神経の乱れによって引き起こされます。
自律神経は体内の情報や外部からの刺激に反応して意思とは無関係に働き、全身の臓器・器官の働きをコントロールしています。
このため、梅雨時の不快な症状はだるさ、吐き気、肩こり、頭痛、めまい・耳鳴り、下痢・便秘、関節痛・神経痛など全身に現れ、やる気が出ない、イライラしやすい、集中力低下など精神面にも及びます。
たとえば、梅雨時は低気圧の影響で雨が多いですが、気圧が低いと副交感神経が働きます。
すると、日中でも体は休息状態が続き、低血圧、循環不良による手足の冷え、下痢などの症状が出やすくなります。
また、体温を一定に保つのも自律神経の役割ですので、寒暖差疲労は自律神経の乱れを招くのです。
湿度が高いときも、汗による体温調節が難しく、体の負担が大きくなります。
気象病は、オフィスの快適環境づくりを心掛けるだけでかなり改善しますので、オフィス環境の改善とともに、生活習慣の見直しを行い、天候不順で気分が落ち込みやすい梅雨時を乗り切れたらいいですね。