約2年前の朝日新聞、今でも心に残る投稿があります。

「神様お願い　この病室から抜け出して　7日間の元気な時間をください」で始まる詩と投稿者の思い。その後の紙面や他のメディアでも取り上げられて、多くの人が関心をもった事と思います。

1月下旬、何気なく寄った書店のポップに目がとまり、珍しく衝動買いした本。前出の投稿者と癌で亡くなった奥様が、共に過ごした愛に溢れた生活。

この2年間時々この詩を思い出しては、どんなご夫婦なのかを色々と想像してきました。想像だけでも十分でしたが、その人柄まで分かり改めて詩を読むと、胸に染みるものがあります。

今年度はがんを患った方、その家族と関わる事が多くありました。「その家族」の、病気以外の温かい部分を大切にして接していきたいと思います。